Books Review No.12 書く力
書くことは思考力を鍛える。
書くことは脳を使う。
お酒を飲んで酔っ払っても、話すことはできても文章を書くことは絶対にできない。
書く力は構築力である。
構築なくして、原稿用紙10枚程度以上のまとまった文章は絶対にかけない。
構築をする際には書き手の総合的な知力が必要である。
知識、感情、論理的思考、哲学、参考資料…。
混沌と渦巻いている情報に秩序を作っていく作業が必要となる。
自分の主張したいことを読み手に理解してもらうために、情報を洗練し、思考を整理し、構成を考え、論理を明確にしながら一つの文章を作る。
一つのまとまった文章を書き終えた人は一つ成長している。
文章には文体がある。
よい文章には生命力があり、そこには個性的でそして心地よい文体がある。
文体は構築力の上に築かれる。
この構築力があって初めて文体があり、個性が出る。
書く力をつけよう。
これからの時代、大量の混沌とした情報の中に秩序を作ることができるのはこの書く力がある人だ。
書く力のある人がこの先に必要とされている。