Books Review No.148 経営者の条件

経営者の条件 P.F.ドラッカー著 上田淳生訳 ダイヤモンド社

ドラッカー名著集1 経営者の条件

ドラッカー名著集1 経営者の条件

本書『経営者の条件』は1966年、ドラッカー56歳のときの著作である。


まえがきから(一部を抜粋)


『普通のマネジメントの本は、人をマネジメントする方法について書いてある。しかし本書は成果を上げるために自らをマネジメントする方法について書いた。ほかの人間をマネジメントできるなどということは証明されていない。しかし、自らをマネジメントすることは常に可能である。
 そもそも、自らをマネジメントできない者が、部下や同僚をマネジメントできるはずかない。マネジメントとは、模範となることによって行うものである。自らの仕事で業績を挙げられない者は、悪しき手本となるだけである。』


本書はこれからも何度も読むと思う。


本書でドラッカーは『エグゼクティブの仕事は成果をあげることであり、成果をあげる能力は習得できる。そして、習得しなければならない。さらに、成果をあげることは習慣である。したがって、ほかの習慣と同様に身につけることができるものであり、また身につけなければならない。』と説いた。


本書は経営者の条件とあるが、実際は組織に所属しているどの人間にも当てはまり、理解できるものばっかりだ。


特に、僕は少人数チームのリーダーが読むともっとも効果的であるように思う。


本書でよく出てくる。


〜〜ということをやれ、やらなければならない。


は組織にいて、仕事に日々追われる中で、こうしなきゃな、でもな〜的な甘さを一切排除する。


仕事に関するあらゆる現象を徹底的に考え直すことができる。


この本はお勧めです。