Books Review No.37 みんないってしまう

みんないってしまう (角川文庫)

みんないってしまう (角川文庫)

この本は短編集。


山本文緒さんの本は短編集も好き。


彼女の本を読んでいると、まず、恋愛がしたくなる笑。


もうひとつ、人生そう気を張り過ぎて、生きなくてもいいなと思えてくる。


本の中から引用。


『人様に褒められなければ充実しないような、そんな人生を否定してあげられる』


否定してください笑。


短編集を読みながら、恋人や夫婦や友人や親子や上司や部下とか。


様々な人間関係を読んで、ハッピーエンドでもないけれど、こういう人生も良いなって。


自分にとって、新たな視点を与えてくれる。


本の中にも、現実にも、多くの人が存在しての多くの人生がある。


そのどれでもよろしい。僕はどれでもそれなりに楽しめたはず。


それなりに不幸だろうし、幸せもたくさんあるよ。たぶん。


今、いろんな人に乗り移っていろんな人生を歩んでみたい、いろんな恋愛をしてみたいという欲
望に駆られています苦笑。