Books Review No.37 みんないってしまう
- 作者: 山本文緒
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 1999/07/31
- メディア: 文庫
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この本は短編集。
山本文緒さんの本は短編集も好き。
彼女の本を読んでいると、まず、恋愛がしたくなる笑。
もうひとつ、人生そう気を張り過ぎて、生きなくてもいいなと思えてくる。
本の中から引用。
『人様に褒められなければ充実しないような、そんな人生を否定してあげられる』
否定してください笑。
短編集を読みながら、恋人や夫婦や友人や親子や上司や部下とか。
様々な人間関係を読んで、ハッピーエンドでもないけれど、こういう人生も良いなって。
自分にとって、新たな視点を与えてくれる。
本の中にも、現実にも、多くの人が存在しての多くの人生がある。
そのどれでもよろしい。僕はどれでもそれなりに楽しめたはず。
それなりに不幸だろうし、幸せもたくさんあるよ。たぶん。
今、いろんな人に乗り移っていろんな人生を歩んでみたい、いろんな恋愛をしてみたいという欲
望に駆られています苦笑。