Books Review No.145 スノーボール

スノーボール アリスシュローダー著 伏見訳 日本経済新聞出版社

スノーボール (上) ウォーレン・バフェット伝

スノーボール (上) ウォーレン・バフェット伝

スノーボール (下) ウォーレン・バフェット伝

スノーボール (下) ウォーレン・バフェット伝

この本はウォーレンバフェットの伝記。


およそ、5年かけて著者がウォーレンバフェットとその周りに取材しながら、ともに時をすごしながら書き上げたものである。


この本はとても長いながらも、豊富な内容が込められており質はかなり高いといえる。


もし、僕が経済学の教授ならば、学生とともに上下巻を前期・後期、一年間をかけて学んでいくだろう。


読み方は投資や経済学について初級者から上級者まで楽しめるが、持っている知識の度合いによって線を引くところは異なるとおもう。


私はこの本を読んでまとめて発表をさせてもらう機会があった。それがなければおそらく読むのは挫折していた。


読んでみて、この本に込められている知の量に圧倒された。


これから何度も読み続けるだろう、そしてそのたびに別の面を見せてくれるはずだ。


この本は一人の人間の人生の方向を変えるくらいの力を持っていると思う。その人が何をやる人であれ、バフェットから学べることは本当に多いんだ。


本書は読み終えるのはほんとにハードですよ。


でも、読み終えたらおそらく考え方の一部は変わっているはず。世界が変わって見えるはず。